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サイレントインストールとは

2016-02-27
MDM



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BYODでは、アプリのインストール時に、利用者の許可が必要ですから、サイレントインストールは行えません。しかし、企業が会社支給のデバイスを大量に導入しようとする際には、サイレントインストールという魅力的な選択肢があります。インハウスエンタープライズアプリ(自社開発アプリ)は、以前からサイレントインストールが可能です。App Storeアプリの場合は、iTunesにアクセスするために、Apple IDやパスワード入力が必要で、インストール時に、利用者の同意が必要だったので、サイレントインストールすることはできませんでした。

iOS7以降、管理機能を強化できる監視対象のデバイスに設定したときだけ、利用者の許可を必要とせず、アプリをサイレントインストールすることができるようになりました。しかし、これまでは監視対象のデバイスにするためには、Apple ConfiguratorのインストールされたMacコンピュータに一台ずつUSB接続する必要がありました。

また、アプリのサイズによってはインストールに時間が掛かり、ネットワークに負荷が掛かります。さらに、アプリのインストールができても、アプリの設定ができなければ、手作業はなくなりません。そのため、MDMの機能を使わず、キッティング業者にインストールと設定を手作業でお願いすることにした企業がほとんどでした。また、App StoreアプリのインストールにはApple IDが必要だったので、Apple IDを1台ずつ手作業で端末に登録したくないと思う企業も大勢いました。

Apple IDは、同一IPアドレスから大量に取得されると、攻撃と勘違いしてブロックされてしまうので、Wi-Fi接続でキッティングする場合には、iTunes Storeサポートにメールで事前申請する必要があります。Apple IDを自動取得するプログラムを開発した会社もありますが、それでも1台ずつApple IDを端末に登録する作業はなくなりません。苦肉の策として、国内の大企業の中にはApp Storeアプリを、自社開発アプリとして提供してもらい、Apple IDを使わずにインストールした会社もあります。しかし、海外のサードパーティ製アプリを使いたい場合には、Apple ID取得の問題は避けられませんでした。

iOS9以降、VPPに新しい機能(デバイス単位の管理配布)が追加され、Apple IDを必要としないアプリ配布が可能になり、ようやく大量のApple IDを取得する問題を回避することが可能になりました。BizMobile Go! が目指してきたサイレントインストールという大きな目標がようやく実現可能になりました。デバイス単位の管理配布(VPP)と初期設定支援サービス(DEP)によって、iOSはさらに一歩先を行くことになりました。

GoogleもAndroid 6以降は、端末所有者モード(iOSの監視対象モードに相当)の場合に限り、サイレントインストールが可能になります。Windows 10も、サイレントインストールを可能にすると発表していますが、現時点で実現できる環境・端末はありません。






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